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「考根論」①

おはようございます。


西諫早病院 東洋医学研究所センター長

田中保郎 先生 「考根論」


心と腸は一体である。植物が成長する上で根は何よりも大切である。

田中保郎先生は東洋医学に照らし合わせて「人間にとっての根は腸であり、腸が心と関係している」と言う「考根論」を提唱され、腸が人間の心身にとっていかに重要な働きを持っているかを語られています。その内容を数回で紹介します。


もしも木の葉や花が枯れたり、果実がたわわに実らなければ、木のどこを診つのでしょうか?


もちろん、葉や花に薬を与えて元気になることもあると思います。しかし、植物の事をよく知っている庭師は、根を診て、根腐れをいていないかを調べます。人間も同じなのです。


江戸中期の漢方医で、日本の東洋医学を確立したと言われる吉益東洞先生がいます。

先生は、「万病は腹に根差す、これを持って病を診するには必ず腹を窺う」と言っていました。


どんな病気でもお腹を診なさいと言うことで、経験的にお腹の調子を整えることで様々な病気が治る事を知ったのでしょね。すなわち腸であり、腸内細菌叢のバランスですね。


今日を素敵な1日にして下さい。

代表取締役 大竹野有一

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