2022年7月11日(火)の朝です。
おはようございます。
核の外に転写されたRNAが、細胞内のタンパク質を作る工場のリボソームに向かい、タンパク質を作る設計図を持ち込みます。リボソーム内で、その設計図を元にしてアミノ酸が結合してタンパク質が作られていきます。その流れを翻訳と言います。
筋肉の細胞では、新しい筋肉を構成するアクチンやミオシンというタンパク質が作られて、皮膚では新しい皮膚を構成するコラーゲンというタンパク質が作られていきます。
臓器や組織や器官を構成する細胞内で、その場所に必要なタンパク質が作られていくのです。ところが細胞内では、タンパク質の合成だけではなく、古くなったタンパク質の分解もおこなわれているのです。タンパク質が分解されるとアミノ酸に戻ります。そして、新しい場所に運ばれて口から摂取したアミノ酸と共に、必要なタンパク質に作り変えられていくのです。
成人の体重60kgの方で食事から摂取するタンパク質の一日の量は、60g必要と言われています。しかし体内で一日に作られるタンパク質の量は約180gだそうです。残りの120gが分解されたタンパク質のアミノ酸が使われるのです。
日々是好日、今日が素敵な一日でありますように。