テロメアが短くならない細胞
- 2021年4月15日
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おはようございます。
テロメアが短くならない細胞があります。それは、精子や卵子、更にそれらを作る生殖細胞です。そこでは、テロメアを修復する酵素テロメラーゼが働いています。次の世代に遺伝子を受け継ぎ、命のバトンを渡して行く細胞には分裂の限界がないのです。体はとりあえず生命を引き継ぐ為の物なのです。
微生物などの単細胞生物には、基本的に死はありません。細胞分裂で自分の体を分裂させて遺伝子をコピーして行くからです。これを無性増殖と言います。
人や多くの動物が、遺伝子を次世代に受け継ぐ為におこなっているのが有性生殖です。生殖行為をすると、精子と卵子が合体しそれぞれの遺伝子がミックスされます。そして、それが子孫に受け継がれていきます。
無性生殖しかなかった太古の昔には、生物の死はなかったのです。有性生殖が生まれて、親が死に子が生き残るというシステムが生まれたのです。新しい血が交わることで、生命の多様性が生まれます。そして、人や動物は進化という道を歩めたのです。そして更に腸内細胞という微生物を共生させて多様性の幅を広げたのだと思います。
今日を素敵な一日にして下さい。
代表取締役 大竹野有一