おはようございます。
疾患に関連するような好ましくない腸内細菌叢の状態をディスバイオーシスと言います。
慢性腎臓病では、経口治療薬、栄養障害、便秘などで腸内細菌叢にディスバイオーシスが起こり、更に腎機能に悪影響を及ぼします。
更に慢性腎臓病では、尿毒症や腸管の浮腫、虚血性変化により、腸管上皮のタイトジャンクション蛋白質の発現が低下することで腸管壁の透過性が上昇し、その結果、本来腸管に止まるべき細菌群が腸管壁を透過し、全身循環へと侵入して慢性炎症を引き起こすのではと言われています。最近言われている腸漏れで起こる現象です。
慢性腎臓病の患者に腸管のバリア障害が指摘されています。
この様に腸と腎臓の関わりは大きく、そのことを腸腎連関と言います。
いかに、腸管内のバランスを保つことが、腎臓を守ることに繋がるかが分かります。
今日を素敵な1日にして下さい。
代表取締役 大竹野有一