2022年7月20日(水)の朝です。
おはようございます。
異物を攻撃する働きがあるタンパク質に免疫グロブリンがあります。
種類は5種類が確認されており、IgG・IgA・IgM・IgD・IgEの5種類です。
その中でも血液中の免疫グロブリンの80%を占めているのがIgGで、最も多く存在しています。
IgGは、胎盤を通して胎児に移行する為、命の誕生の最初から体を守る役割をしています。主な働きは、体内に入ってきた細菌やウイルスに結合して中和作用を行っています。
IgAは、喉や鼻や腸の粘膜に存在し、細菌やウイルスの侵入を防ぐ働きをしています。
IgMは、体内に抗原が入ってきた時に最初に作られる免疫グロブリンで、IgGと共に細菌やウイルスを攻撃する働きを持っています。
IgDは量が少なく、まだ完全に働きは解明されてはいませんが、リンパ球の成長や分裂に関わっているようです。
最も量が少ないのがIgEです。アレルギーなどに関わっており、アレルゲンに結合してヒスタミンなどを作り出しています。過剰に生産されると蕁麻疹や喘息の症状が出たりします。アレルギー検査などでは、IgEの量を調べたりします。
日々是好日、今日が素敵な一日でありますように。