2022年5月30日(月)の朝です。
おはようございます。
地球は微生物の星
人と共生関係を持って棲んでいる微生物を常在菌と言い、消化管に棲んでいる常在菌を腸内細菌と呼んでいます。その70%は日和見菌と言われる腸内細菌が占めています。
日和見菌には、バクテロイデスとファーミキューテスなどがあります。バクテロイデスは善玉菌を好み、ファーミキュースは悪玉菌を好むようです。デブ菌と言われるのはファーミキュースに属し、痩せ菌と言われるのがバクテロイデスに属しています。
バクテロイデスの仲間の痩せ菌は、食物繊維やオリゴ糖を分解して、短鎖脂肪酸(酢酸・酪酸・プロピオン酸)を作ります。血液中に取り込まれた短鎖脂肪酸が脂肪細胞に働きかけると脂肪の取り込みが止まり、肥満を防いでくれます。
さらに、短鎖脂肪酸が交換神経の神経細胞に働きかけると、心拍数を増やして体温を上げていきます。このように短鎖脂肪酸は、脂肪蓄積の抑制とエネルギー消費量の増加を同時に起こしてエネルギー代謝をコントロールしているのです。その結果として肥満が抑えられるのです。
日々是好日、今日を素敵な一日にして下さい。