おはようございます。
疲労を科学する。
疲労のメカニズムは、エネルギー生産時に発生する活性酸素による細胞の炎症です。
人の体は、約37兆2000億個の細胞が集まってできています。
その一つ一つの細胞には血液を通して運ばれてくるブドウ糖と酸素からエネルギーを作るミトコンドリアと呼ばれるエネルギー生産工場があります。絶えず酸素を使ってエネルギー生産をしている為に活性酸素を発生させています。そこで細胞にはその活性酸素に対し、抗酸化防御システムが備わっています。
ところが脳細胞や筋肉細胞が活発に働くと防御システムが追いつかない程の活性酸素を発生させます。すると活性酸素によって細胞が傷つき、傷ついた状態が続くと修復機能も働きにくくなります。すると免疫細胞が炎症性サイトカイン(生理活性物質)を生産し炎症反応が起こります。
その炎症反応が脳で起これば倦怠感や意欲低下に繋がり、筋肉で起これば発熱や痛みに繋がり疲労の原因になっていくのです。
日々是好日、素敵な一日にして下さい。
代表取締役 大竹野