おはようございます。
【癌とは何か】
元慶應大学病院放射線科の近藤誠医師が、癌に関する多くの書物を出されています。かなり極端な部分があり、賛否はあると思いますが、多くの癌患者と向き合い癌という病気と向き合ってきました。各学会に出席し、学会でのガイドラインに沿って、手術・放射線・抗がん剤の3大療法を屈指し手探りで治療をしている医者よりは信憑性があり、納得できるものがあります。
例えば、癌もどきと本物の癌ですね。癌細胞も最初は1個のコピーミスを起こした細胞から始まります。そして、倍々と増殖を繰り返して増えて行きます。病巣が発見可能な1cmの大きさになります。癌細胞の性質にもよりますが、5年〜20年かかります。その時点で約10億個もの癌細胞の塊です。10億個もの細胞が他に移動することもなく塊を作っています。同じ性質を持った細胞の塊なのです。この細胞が他に移動(転移)するとは考えにくいですね。
最初から移動する力を持った癌細胞は、同じ細胞を作ります。だから全身へと移動していくのです。これが厄介な癌ですね。
今日が素敵な一日でありますように。
代表取締役 大竹野有一