おはようございます。
目に見えない力
ウイルス治療の研究が進んでいます。前回の遺伝子工学によって正常細胞には安全で、がん細胞のみを破壊するヘルペスウイルスを使ってがん治療の研究が進んでいる話をしました。
その研究結果で、重い脳腫瘍の標準的治療による1年後の生存率が15%なのに対し、ウイルスを使った治療では84%にもなっているようです。国がその研究を承認して保険適用を認めたそうです。
また別の研究では、白血球の一部がガン化する悪性リンパ腫の患者さんで、一度は抗がん剤でがん細胞が消えましたが、10ヶ月後に再発しました。
このステージ4の患者さんに対し、免疫細胞の一つであるT細胞にガンと戦う遺伝子が入れられた特殊なウイルスを加えることにより、T細胞ががん細胞を捉えて攻撃して破壊させる力が高めるというCAR–T細胞療法を試したところ、3ヶ月後には再発したがん細胞が見えなくなり、治療から6年経った今も再発がないそうです。
このCAR–T細胞療法も国が保険適用を認めたようです。
日々是好日、今日が素敵な一日でありますように。
代表取締役 大竹野