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短鎖脂肪酸③

おはようございます。


短鎖脂肪酸の一つ、酪酸には、腸管にあるL細胞に働きかけて腸管ホルモンのGLP−1の分泌を促進する働きがあります。このホルモンは、インスリンを分泌する膵臓のランゲルハンス島にあるβ細胞の減少を抑えたり、インスリンの分泌を促進したりします。糖尿病の予防や改善にも重要な成分なのです。


さらに、酪酸やプロピオン酸には、腸管ホルモンのPYYホルモンの分泌を促進します。このホルモンには脳に作用して食欲を抑える働きがあります。そして酢酸にも、直接脳に働きかけて食欲を抑える働きがあるようです。


腸管には、約70%もの免疫細胞が集まり腸管免疫を形成しています。しかし、この免疫細胞のバランスの崩れによって、免疫細胞が過剰反応を起こし炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)が増えています。この過剰反応を抑え炎症を抑えるTレグ細胞を増やす効果が酪酸にあります。


腸内細菌が作る短鎖脂肪酸など色々な物質が人の生命活動に大きく関わっているのです。このバランスを整える特許(腸内細菌叢改善剤)をAD101株は取得しているのです。


今日を素敵な一日にして下さい。

代表取締役 大竹野有一

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