おはようございます。
1999年9月25日に東京プリンスホテルで第2回日本臨床腸内微生物学会が開催されました。
その中で、炭山嘉伸医学博士(東邦大学)が腸内細菌叢の変動とMRSAと言う題目で講演されています。
(MRSAとは、メリシリン耐性ブドウ球菌と言うメリシリン系抗生物質に耐性を持った菌で院内感染を起こすものです。)
講演の内容
「消化管は、消化管吸収の場であると共に、その感染防御機構が注目されている。消化管の感染防御機構の一つは、免疫機構であり、B細胞の70%が腸管に分布していること。また、Ig Aを産生していることから消化管は人体最大の免疫装置と言われている。そして、消化管の感染防御機構のもう一つは、腸内細菌叢であり、100兆個と言われる腸内細菌が外来菌の侵入、増殖を阻止し、更に前述の免疫系を刺激して免疫賦活をしている。」
更に大事なのは、善玉菌と悪玉菌のバランスをしっかり保ち腸内細菌叢を整えることです。
これらの働きは、コロナウィルスに対しても有効な働きの一つです。
今日を素敵な1日にして下さい。
代表取締役 大竹野有一