おはようございます。
医学の父とも言われる古代ギリシアの偉人、ヒポクラテスは、全ての病気は腸から始まると言いました。
万病と戦う力は腸にありとも言われ、腸は免疫力の要なのです。腸を覆う粘液の中に100兆個以上もの細菌が棲んでいます。そして、全身に2兆個いると言われている免疫細胞の7割が腸に集まっています。
私達は、口から物を食べる時に栄養と一緒に色々な細菌とウイルスが入ってきます。それらが体内に入ってくるのを防ぐ為、腸に免疫細胞が集まっているのです。腸は病原菌から体を守る人体の門番でもあるのです。
病原菌などが入ってくると、腸の内側にいる免疫細胞が察知して、攻撃指示物質を放出します。その物質を受け取った腸の細胞が殺菌物質を放出し、病原菌を排除します。
さらに腸は、免疫を訓練し鍛える所でもあるのです。その免疫細胞の訓練場が、腸の絨毛に存在するパイエル板です。ここで免疫細胞は、腸内細菌が仲間であることも学びます。
パイエル板で鍛えらた免疫細胞は、血管の中を流れる血液に乗って全身のパトロールをし、異物を排除していきます。
今日を素敵な一日にして下さい。
代表取締役 大竹野有一