おはよございます。
腸内細菌は、ミネラルの代謝を調整しています。
お腹の中に腸内細菌がいない無菌動物には、膀胱に尿結石が50%の頻度で発生します。
結石は、血液中の硝酸とカルシウムが結合した硝酸カルシウムでできています。
結石ができる原因は、無菌状態なので、カルシウムの吸収を適正に調整する腸内細菌がいなかったことと、硝酸を分解する腸内細菌が存在しなかったからのようです。また、腸内細菌が存在しないと鉄の吸収が低下して、貧血が起こることも分かっているようです。
このように腸内細菌は、ミネラルの代謝にも大きく関わっており、微量で働くミネラルも腸内細菌によって代謝されないと吸収されにくかったり、体に悪い影響を及ぼす物にもなりかねないのです。
ただ栄養成分の働きだけをみて、その成分を補ったとしても、腸内細菌や腸内細菌が作る酵素、さらに臓器によって作られる体内酵素などの代謝の働きが悪ければ、十分に生かすことができなくなります。
まず、腸内環境を整えることが大事ですね。
今日を素敵な一日にして下さい。
代表取締役 大竹野有一