おはようございます。
薬の認可に至る迄には、検査する側とされる側が密接な関係を持っています。
製薬会社が新薬を開発すれば、安全性や有効性を調べる為に、医科大学などの第三者機関で治験という臨床試験をおこないます。そして、厚生労働省から薬としての認可をもらいます。
その治験をおこなう医科大学は、研究開発費を潤沢に持っていません。その為、製薬会社が研究開発費を提供していることがあり、両者には密接な関係があるようです。
1968年に発売された、鼻腔炎・膀胱炎・乳腺炎の炎症による痛みを抑える消炎酵素剤のターゼンと言う薬がありました。厚生労働省が再評価したところ、消炎酵素剤は口から入れても消化、分解されてしまう為に有効性に疑問があると指摘しました。そして、2011年に販売中止になり自主回収されました。このような薬でも販売中止になるまで、毎年60億〜70億も売上げがあったそうです。
国民医療費が上がり続けているのもうなずけますね。
今飲んでいる薬、本当に必要なのかを検証することも大事ですね。
今日を素敵な一日にして下さい。
代表取締役 大竹野有一