おはようございます。
骨と筋肉の話。
骨と骨が2個以上繋がっている部分を関節と言います。肩や股関節のように、どの方向にも動かせる関節を球関節と言います。又、肘や指のように一方向にしか動かせない関節を蝶番関節と言い、様々な種類の関節があります。
関節は、関節包と言う袋状の組織で包まれ、その内部に薄い膜の骨膜があり、骨膜から潤滑油の役割をする滑液が分泌されて関節がスムーズに動かせるようにしています。滑液には、多糖類の一種であるヒアルロン酸やタンパク質が含まれていて、血管のない関節軟骨に栄養分を運ぶ役割もしています。関節には、骨と骨を繋ぐ靭帯と言う繊維状の束があり、骨の結合を強めたり、関節を安定させています。
骨膜は新しい滑液を作りながら、古い滑液を吸収してバランスを保っていますが、何らか原因で滑膜細胞に炎症が起こると滑液が過剰に分泌されて関節内に過剰に溜まる状態が、膝に水が溜まると言う状態です。炎症が治れば、滑液は吸収されて行きます。
体の仕組みを知ることで、症状や病気を見ていくことが大事です。
今日を素敵な一日にして下さい。
代表取締役 大竹野有一