おはようございます。
人の体の恒常性(一定に保つ)を維持する成分にホルモンがあります。ホルモンは内分泌器官から分泌される成分で血液に向かって放出されています。
その器官は、視床下部・脳下垂体・甲状腺・副甲状腺・胸腺・膵臓・腎臓・副腎・睾丸・卵巣など体のあちこちに分散しています。これら器官から分泌され、体内で働くホルモンは100種類以上あります。
ホルモンは血液の中を流れて細胞に取り込まれて働いていきます。水溶性のホルモンにインスリンや成長ホルモンがあり、細胞内にとり込まれ、細胞内の酵素が活性化されて特定の反応を起こします。脂溶性ホルモンには、副腎脂質ホルモンや性ホルモンがあり細胞膜を通過して核内の受容体に結合して遺伝子が活性化し、特定のタンパク質が作られていきます。
近年、これらのホルモンに異常を起こす物質に内分泌撹乱物質(環境ホルモン)があります。ダイオキシンを始め67種類の成分が確認されています。人の体内に入れば、ホルモンに異常をきたし、ホルモン異常の疾患の危険因子となります。
今日を素敵な一日にして下さい。
代表取締役 大竹野有一