おはようございます。
甲状腺の周囲に米粒くらいの小さな臓器の副甲状腺が4つあります。副と付いていますが甲状腺とは別で独立した臓器です。
副甲状腺から分泌されるホルモンは、血中のカルシウムやリンの量を調節しています。このホルモンに異常が出ると、尿路結石ができやすくなったり、骨粗鬆症の原因にもなってきます。
胸骨の裏に胸腺と言う組織があります。その胸腺が分泌するホルモンは、免疫細胞のリンパ球の機能分化を促進します。
胃の後ろにあって十二指腸に沿ってある細長い臓器が膵臓です。膵臓の中に島状に散在しているランゲルハンス島と呼ばれる細胞群があり、ランゲルハンス島から分泌されるホルモンが血中のブトウ糖の量を調節しています。
ランゲルハンス島にあるα細胞からインスリンが分泌され細胞内へブドウ糖の取り込みを行い血糖値を下げる働きをします。
そして、β細胞からグルカゴンなど数種類のホルモンが、ブトウ糖が不足すると筋肉などに蓄えられたグリコーゲンをブトウ糖に変えて血中のブドウ糖を増やします。これらのホルモン異常で起こるのが国民病と言われる糖尿病です。
今日を素敵な一日にして下さい。
代表取締役 大竹野有一