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腸内細菌⑪

おはようございます。


腸内細菌


腸内細菌は、病原性の細菌やウィルスがいつ入ってくるか分からないので、いつ入ってきても良いように免疫を準備する役割を担っているようです。そして、腸内細菌によって操られ、鍛えられた免疫細胞は、その後血液に乗って全身を周り、そのことが人の体を細菌やウィルスから守ってくれることに繋がるのです。


さらに腸内細菌は、敵を攻撃するだけでなく、免疫細胞を操り、その暴走を抑える働きも持っているのです。


免疫は、攻撃する側と抑制する側のバランスで成り立っていますが、活性化したリンパ球などが違うところを攻撃し出すと、アトピー・花粉症・喘息・リウマチ・膠原病などの自己免疫疾患を起こしてしまいます。例えば新型コロナウィルによる肺炎も、ウィルスを攻撃する為に免疫細胞が出ていきますが、その攻撃が大きくなりすぎると、その勢いを抑えられなくなり肺の細胞を攻撃してしまうサイトカインストームという現象を起こしてしまうことがあります。


腸内細菌は、免疫細胞を操り活性化し、さらに暴走を抑えるという役割を担っているのです。


今日を素敵な一日にして下さい。

代表取締役 大竹野有一

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