おはようございます。
腸内細菌
昨日は、腸内細菌がアスリートの運動能力を高める為エネルギーの再利用をしていると言いましたが、それだけではなく、腸内細菌が作る物質がアスリート達に乗りかかるプレッシャーやストレスを和らげていることも分かってきました。
そして、治療困難とされてきた難病にも腸内細菌を応用していこうとされています。
その難病の一つ潰瘍性大腸炎があります。未だ完治させる方法がなく発祥原因も解明されていません。その患者の腸を調べると腸内細菌の種類が減り、バランスが保たれなくなっていて、腸内細菌の働きの多様性が失われているようです。
医学の世界では、まず抗生物質で悪い環境の腸内細菌を排除して、健康な人の便を溶液に溶かし患者の腸に入れていき、新しく定着させていくという糞便移植療法がおこなわれるようにもなってきました。
ただ、まだ完璧ではなく、移植する菌の中にも悪い菌がいるかも知れず、人によって定着の度合いも違うようです。臨床では、兄弟の健康な方の便が比較的定着しやすいようです。
今日を素敵な一日にして下さい。
代表取締役 大竹野有一