おはようございます。
腸内細菌
よく話に出す民族がいます。それは、日本から南に5000km離れた所にある国パプアニューギニアの人々です。この国には800を超える民族が住んでいます。その中で標高1500mの場所に暮らす人達がパプアニューギニア高地人と呼ばれています。
この地に暮らす人達は、高地のため採れる作物は限られています。では何を食べているかというと、主食はさつまいもです。ほぼ毎食さつまいもばかり食べて過ごしています。
男達は筋肉のついた、たくましい体をしています。筋肉を作る為には肉や大豆に含まれるタンパク質が必要です。しかし、さつまいもの主成分は、でんぷん(糖質)です。
高地人の体格の秘密は、腸内細菌の中に窒素を分解してアミノ酸を作る窒素固定菌がいるからのようです。さつまいもを消化液や腸内細菌によって分解し栄養素にしていく段階で腸内に窒素が多くなってくるようです。その窒素を窒素固定菌が食べてアミノ酸を分泌していくようです。そのアミノ酸が腸から吸収され必要な所に運ばれ、必要なタンパク質が作られていくのです。
今日を素敵な一日にして下さい。
代表取締役 大竹野有一