おはようございます。
腸内細菌
嫌気性菌達が見つけた楽園、それが人や動物の腸だったのです。
しかし大腸には血液が沢山流れていて、その血液には酸素が豊富に含まれています。ところが腸の上皮細胞には、たった一層の幕しかないにも関わらず、酸素が腸に行かないようにその上皮細胞が働いているようです。
それは何故か?
あえて腸内細菌達の為に、酸素のない環境を作っているのです。さらに腸の上皮細胞も酸素がない状態でエネルギーを作らなければいけませんが、そのエネルギー源を腸内細菌が作っているようです。お互いがwin-winの関係になっているのです。
この腸内細菌達は、人の親から子供にどのようにして移って行っているのでしょうか。
母体の中の赤ちゃんは、無菌状態の中で守られています。その時点では腸内細菌は赤ちゃんのお腹の中に移動できません。所が出産の時、赤ちゃんが産道を通る時に膣内から移動していきます。お母さんの出産が近づくと膣内の乳酸菌は猛烈に増えるそうです。さらに動物達は、手っ取り早くお母さんの糞便を舐めたり食べて取り込むようです。
今日を素敵な一日にして下さい。
代表取締役 大竹野有一