おはようございます。
糖尿病
膵臓は、唯一、外分泌腺で消化酵素を作り、内分泌腺でホルモンを作る両面の働きを持っている臓器です。
ホルモンを作るのが、膵臓の中にあるランゲルハンス島と言う器官です。
ランゲルハンス島のβ細胞で、ブトウ糖を細胞に取り込ませる為のインスリンが分泌されます。この分泌異常が糖尿病に繋がります。
糖尿病には、大きく分けると1型と2型があります。
1型は、何らかの原因(自己免疫・ウィルス、菌感染等)により、ランゲルハンス島で全くインスリンが作れなくなる病気です。まだ膵臓機能の働きが分かっていなかった頃は、死の病でした。しかし、インスリンの発見で、死の病では無くなってきました。
2型は、過食、暴飲暴食等で膵臓に負担をかけ、膵臓が疲弊してインスリンの分泌が悪くなって起こる病気です。長期的に体を蝕んでいきます。血中のブドウ糖が高い状態が続くとタンパク質と結合し糖化タンパク質となり、タンパク質の機能が失われて、血管壁を痛めたり、細い血管をつまらせていきます。その結果、合併症を引き起こしていきます。
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代表取締役 大竹野有一