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薬の話②

  • Sales Biota
  • 2021年11月12日
  • 読了時間: 1分

おはようございます。


薬の話


世界で最も売れている薬は、痛みどめのアスピリンだそうです。何と世界で5万トンも生産されているようです。


薬の効き方は、細胞のタンパク質にくっつき、その働きを変化させることで効果を現すようになっています。人の体の構成成分はタンパク質であり、遺伝子はタンパク質を作る設計図ですね。


アスピリンの薬効機序をみていくと、例えば偏頭痛の原因の一つが脳血管の炎症で起こると考えられています。炎症が起きると、脳血管の細胞にあるシスクロオキシゲナーゼというタンパク質がプロスタグランジンという物質を作り、この物質が痛覚を伝える神経に働きかけて、痛みの伝達を強めてしまい偏頭痛が起こるようです。アスピリンは、シクロオキシゲナーゼにくっついて、痛みの伝達を強くする物質が作られないようにして痛みを抑えていきます。


体は、10万種にも及ぶタンパク質によって作られています。薬は、これらのタンパク質の中の目的とするタンパク質にくっついて効果を現す成分だということなのです。


今日を素敵な一日にして下さい。

代表取締役 大竹野有一

 
 
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