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薬の話⑦

おはようございます。


薬の話


副作用が強く出る薬に抗がん剤があります。その抗がん剤の多くは、がん細胞が増えるのを抑えたり、がん細胞の成長を抑えたりするものです。これらの抗がん剤の副作用の仕組みをフルオロウラシルいう薬で話をします。


この薬は、がん細胞の核に入りDNAに働きかけて、がん細胞の複製を作るのを抑えたり、がん細胞の情報を伝達するシステムを抑えたりして、がん細胞の増殖を抑え死滅させようという薬です。しかし、薬は患部にだけ効くのではなく全身に効いていきます。その為に正常な細胞にまで効き、正常細胞の増殖まで抑えてしまいます。すると、下痢や脱毛、貧血など多種多様な副作用が出てしまいます。酷い場合は、肺の細胞が壊れて間質性肺炎、心臓の細胞が壊れて心不全、全身の細胞に影響すると他臓器不全などの危険性もあります。


研究機関では、副作用を少なくする為にがん細胞が持っている酵素にだけ反応する物や、ナノカプセルでがん細胞だけに届く抗がん剤が開発されています。


副作用が無いのは、免疫細胞でがん細胞を死滅させることですね。


今日を素敵な一日にして下さい。

代表取締役 大竹野有一

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