おはようございます。
免疫は、3つのグループに分かれて、それらが連携しあって細菌やウイルス(病原体)、異物から体を守っています。
3つのグループの中には、病原体や異物を発見すると、それらと直ぐに戦う免疫細胞と、病原体や異物の性質を分析して対策を立ててから戦う免疫細胞があります。
直ぐに戦う免疫細胞を自然免疫と呼び、マクロファージ、樹状細胞、好中球、NK細胞達です。自然免疫だけでは手に負えなくなると、マクロファージがヘルパーT細胞に情報を伝え応援依頼をします。ヘルパーT細胞は、その情報を元にB細胞に攻撃指令を出します。その指令を基にB細胞は武器となる抗体を作り攻撃します。
さらにキラーT細胞が加わり攻撃していきます。これらを獲得免疫と言います。入って来た病原体や異物を撃退すると、今度はサプレッサ−T細胞が、活性化して勢い余っている免疫細胞達に攻撃終了の合図を出して、戦いを終わらせます。
これら免疫細胞の勢いを抑えれないと、COVID−19で問題視されたサイトカインストーム(免疫が血管を攻撃し血栓を作る)が起こることもあります。
今日を素敵な一日にして下さい。
代表取締役 大竹野有一