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肝臓⑤

おはようございます。


肝臓


大阪大学の荻原圭祐特任教授が、進行したがん患者にケトン食療法をさせたら効果が見られたので論文にまとめたようです。


ケトン食とは、極端に糖質を減らす療法のようです。20代男性の場合、一日の糖質摂取量はおよそ200gが適正とされています。一般的な糖質ダイエットは、一日100g以下に制限する事を目指します。ところがケトン食療法は、カロリー量は適正量を保ちながら、糖質は10〜30gにまで減らします。


糖質は消化されて体内に吸収されるとブドウ糖に変えられて、体を動かすエネルギーとなりますが、がん細胞もこのブドウ糖を利用して成長していきます。


そこで注目したのは、肝臓の働きです。飢餓状態でブトウ糖が枯渇すると秘密兵器を生み出すスイッチが肝臓で入るそうです。この時に肝臓は脂肪を原料としてケトン体を作り出します。このケトン体は非常用のエネルギーです。この原理で、糖質を極端に減らすケトン食でこの機能にスイッチを入れようと言うことです。そして、がん細胞はこのケトン体をエネルギーとして利用することができないようです。


今日を素敵な一日にして下さい。

代表取締役 大竹野有一

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