おはようございます。
肥満
脂肪細胞は、脳や腸など臓器や組織と情報のやり取りをしたり、体の調整をするホルモンの分泌も担っています。そのホルモンにレプチンやアディポネクチンなどがあり、レプチンは血液を通して脳に運ばれて視床下部の神経細胞のニューロンに働きかけて食欲を抑える働きがあります。
また、骨格筋などの末梢細胞などでのインスリンの働きを高め血糖値の上昇を抑える働きもあります。アディポネクチンは脂肪燃焼を高める為、痩せホルモンや長寿ホルモンとも呼ばれているようです。
しかし、脂肪が過剰に蓄積し肥満になると、炎症性サイトカインのTNF -α・PAI-1・アンジオテンシノーゲンなどが分泌され、インスリンの働きが抑制され糖代謝を悪化させ、血栓が作られやすくなり、血圧の上昇などを起こさせてきます。
そして、全身で慢性的な炎症が起きている状態になってしまいます。また、過剰に蓄積した脂肪細胞にはマクロファージが集まり脂肪細胞を刺激し、炎症性物質の分泌を促進させてしまいます。
日々是好日、素敵な一日でありますように。
代表取締役 大竹野