おはようございます。
血液
寒い場所や暑い場所で人が活動できるのは、血液のおかげだそうです。暑い所では血液から水分が出て汗をかき、汗が蒸発する時の気化熱で血液の温度が下がり、その血液が全身を流れて体温を一定に保っているのです。
空気の薄い高地などでは呼吸が苦しくなりますが、その時に血液の酸素の運搬能力が一時的に上がり、やがて慣れてきます。このことを高地順化と言います。
血液は、体の中でも一早く環境に準備して体の恒常性を保っているのです。
血液が赤く見えるのは、25兆個もある赤血球に含まれる酸素を運ぶ赤色のヘモグロビンが含まれているからです。赤血球は人体でも最も多い細胞とも言われています。
赤血球が作られるのは、骨の中にある骨髄です。生まれたての赤血球には遺伝子などの情報が詰まっている核がありますが、成長して骨髄から出て行く時に核を捨てます。このことを脱核と言います。核を捨てることで体が柔軟になり、どんな細い血管も通り抜け細胞に酸素を運べます。また、核を捨てることで酸素を取り込む容量が増えるようです。
今日を素敵な一日にして下さい。
代表取締役 大竹野有一