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「考根論」②

おはようございます。


昨日に続き「考根論」より。


西洋医学と東洋医学の違い。


西洋医学は、症状と病巣が同じと言う考えです。例えば、咳が止まらなければ気管支や肺の病気、皮膚が痒ければ皮膚の病気、胃が痛ければ胃の病気と言うように、症状が出た部位の病気と考えて、そこを治療する対症療法が主です。


今から約2600年も前の中国で、どうやら症状と病巣が違う病気があるらしいと考え、本当の病巣を追い求めたのが対証療法です。病気の証を立てることです。


西洋医学では、花に異常が見られたら、その花をCTスキャンやらMRIを使って徹底的に調べ、花に効く薬はないかとホームセンターに行き、リン酸や窒素を買ってきて与えるようなものです。それに比べ東洋医学では、花に異常が見られたら、土を調べ、根を調べるなど根に向かう医学なのです。


植物は根から水分や栄養を吸収し、人は腸から水分や栄養を吸収して命を繋いでいます。


栄養や生体応答物質を作る土壌菌や腸内細菌の世界があります。それらの存在も考えてこそ考根論に深みを加えるものと私は思います。


今日を素敵な1日にして下さい。

代表取締役 大竹野有一

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