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腸内細菌⑰

おはようございます。


腸内細菌


腸内細菌は、食の未来を考える中でも重要な役割を担っているようです。

世界が抱えている大きな問題に人口増加による食料問題があります。2050年には、世界人口が90億人を超えると予測されています。当然その人口を養う為の食料が問題になってきます。


そこで注目されているのが、安定的に食料がまかなえる魚の養殖だそうです。その養殖の技術改善の鍵となっているのが、魚の腸内細菌です。

養殖では、魚が過密になりがちで病原菌への感染リスクが高まります。そして最悪の場合、大量死に繋がることがあります。


そこで魚の免疫力を高める為、魚の腸内細菌が注目されたのです。宮崎大学で魚の腸内細菌を調べ、病原菌を抑制する10種類以上の腸内細菌を見つけたようです。その中でも、ラクトコッカス・ラクティスという乳酸菌が病原菌を抑制する力が強かったようです。そして、この乳酸菌を魚の餌に混ぜて与えることで養殖場での感染による大量死を防ぐ試みがされているようです。


人類の抱える問題にも、腸内細菌は大きな役割を持っているのですね。


今日を素敵な一日にして下さい。

代表取締役 大竹野有一


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