おはようございます。
腸内細菌
食の好みは、腸内細菌によって決められていると、理解が深まりましたでしょうか?
面白い例があります。オーストラリアに生息するコアラです。コアラの主食はユーカリの葉です。しかし、ユーカリの葉にはシアン化水素という毒が含まれています。人が食べると死に繋がる恐れがあります。
ところが、コアラの腸に棲みついている腸内細菌達は、そのシアンの毒を消す働きを持っているのです。それによってコアラは安定して他の動物と競合することなく食事にあり付けます。お互いにとってよい環境を作っているのですね。細菌の凄さは、環境に応じて毒素や有害物質を分解したり、変化していけるのです。
人も食の好みが個人、個人違いますね。自分が美味しいと思ったものは、また食べたいものとして記憶に残ります。これを報酬系と呼び、欲求を生み出す神経回路が働くのです。
この報酬系も腸内細菌がコントロールしているようです。肉が好きな人は肉ばかり食べていますが、これも腸内細菌の好みによって偏った欲求が生まれているのかも知れませんね。
今日を素敵な一日にして下さい。
代表取締役 大竹野有一